
ヒアリと言えば南米大陸原産のハチ目(膜翅目)・アリ科・フタフシアリ亜科に属するアリの一種ですが、世界の侵略的外来種ワースト100選定種として、特定外来生物にも指定されている厄介なアリです。
毒性の強い近縁種であるアカカミアリよりも強力な猛毒の針をもち、刺されると火傷のような激しい痛みだけでなく、アナフィラキシーショックを起こし死亡する場合もあるという恐ろしい一面があります。
そんな理由から別名『殺人アリ』とも呼ばれています。
恐いですね・・・。
そんな嫌なヒアリ・・・・・。
一応最後の方で動画も用意しました。
興味あったらですが^^
日本では2017年5月に兵庫県神戸市の神戸港で、中国の広東省広州市から貨物船で運ばれたコンテナの中から初めて発見されました。
まぁ、それよりも前にもいたんでしょうが、発表されたものとしては・・・・ね^^
・・・で、続いて2017年6月27日に今度は、愛知県弥富市の名古屋港・鍋田埠頭コンテナターミナルの搬出ゲートで、23日に広州市の南沙港から到着した貨物船に載っていたコンテナからヒアリが見つかってしまいました。
いずれも中国から・・・ですね><
そして2017年6月29日、今度は大坂の南港でアカカミアリが見つかった・・・ということで緊急調査をしたところ、女王蟻とみられるアリを含むヒアリが見つかった・・・ということで、この頃は本当『ヒアリ』に対して戦々恐々という状況です。
そんな訳で今注目されているのがヒアリの天敵の存在ですね。
ヒアリの天敵としてクモやトンボ、エントツアマツバメ、オウサマタイランチョウ、アルマジロなどが知られているんですが、一番注目されているのがPseudacteon属のハエです。
ノミバエとかゾンビバエとか呼ばれています。
ゾンビバエはとても小さく、体長は0.5mm程度なんですが、ヒアリが体から出すフェロモンに引き寄せられて、巣を探し出し、腹部にある曲がったトゲのような物でヒアリの体内に卵を産み付けるんですが。一瞬のうちに一気に200個を産みつけるというから驚きです。
産みつけれれた卵はヒアリの体内で羽化し始め、幼虫のうちの栄養はヒアリの体液を吸って成長していきます。
そして最終的にはに頭に向かって移動し脳を食べます><
その間約2週間なんですが、頭に到達した幼虫は脳を食べると、ヒアリの首から上部分、・・・頭ですね。
頭を落とし、アリの首部分から出てきます。
成虫したゾンビバエは、更にヒアリに卵を産み付け・・・・ということを繰り返していきます。
ヒアリも勿論嫌なんですが、このゾンビバエも相当嫌ですね^^
ちょっとあまり観たくない動画ですね^^